少し前にBANANA FISH(バナナフィッシュ)という作品を勧められたので視聴しました。
バナナフィッシュは声優の内田雄馬さんが主人公役として出演している作品なのですが、教えてもらうまでは作品名さえも知らなかったです。
んで、実際に最終話まで観てみたら超名作だったのでブログに感想を書きました。
文章の構成としては、最初がネタバレなしの作品紹介、途中からネタバレありの感想です。
まだ観てないひとは紹介パートにだけ目を通して作品をチェックしていただければと思います。(アマプラ、dアニメストア、U-NEXTなどで観られます)
BANANA FISH紹介
はじめにまだ作品を知らないひと向けに軽く紹介をしていきます。ここでネタバレはありません。
正直言って「バナナフィッシュ」というタイトルからどんな話が飛び込んでくるのか全く想像ができないですよね。
物語の舞台はアメリカで、チンピラとマフィアと国家が混ざり合うダークな世界に日本人の奥村英二という青年(声:野島健児)が出会う話です。
主人公はチンピラのボスであるアッシュ・リンクス(声:内田雄馬)という金髪の少年。
タイトルの「バナナフィッシュ」については作品の中で明らかになるのでノーコメント。
原作は1994年まで『別冊少女コミック』で連載していた少女マンガで、ノイタミナ(フジテレビの深夜アニメ枠)でアニメ化されたのが2018年のことでした。
この作品が少女マンガなのはびっくりでしたが、原作の絵柄を検索してみると確かに少女マンガでした。
原作が連載されていた頃は携帯電話さえも普及していない時代でしたが、アニメ化をする際にスマホとかも登場させているのであまり世界観に違和感はないかと思います。
感想(ネタバレ)
ここからはアニメ版を観た感想を書いていきます。(ネタバレがあります)
アクション作品として楽しめる
作中ではひたすら銃弾やナイフが飛び交うので、日本が舞台の作品ばかり観ている自分にとっては新鮮に映りました。
毎話の終わり方もいい感じなので、興味を保ちながら最後まで観ることができました。
ただ、敵も含めて情で動く人間が多かったので、情で動く人間が多いな…という印象はあります。
日本人を登場させる意義
この作品が単なる異国のギャングやマフィアどうしの戦いであればそこまで現実感はなかったと思うのですが、
日本人の奥村英二が存在することで作品の舞台にぐっと親近感を与えてくれました。
言うなれば、歴史ものの作品で現代人をタイムスリップさせることで読み手の負担を軽くする役割を担っていたと思います。
内容が結構グロい
血しぶきとかそういう系はどの作品でもありますが、
バナナフィッシュでは児ポルだとかゲイセだとかの話題にまで伸びますし、
あと薬物操作の描写がかなりショッキングで、
ほんとに少女マンガ原作でいいの?という感じでした。
最終話
最後の戦いで殺しの師匠が味方になったり、マフィアのボスがアッシュを助けて死んだりといい感じに幕が閉じたのに、
最後の最後でそういう終わらせ方するー(怒)ってなってました。
こうやって不意に主要キャラが死ぬのつらすぎる。アッパレ! 戦国大合戦みたい。
しかも死の余韻に浸る間もなく番組が終了したので思わず叫びました。
このインパクトさが名作の所以なのかもしれませんが、こういう精神が戻ってこれなくなる演出はアカンです。ああパトラっs…。
唯一の救いはマックス(声:平田広明さん)が生き残って再婚してくれてたことですね。
そういえば、この作品はカタギのキャラは誰も死んでない?
さいごに
バナナフィッシュは展開や演出などが名作 of 名作でした。ノイタミナ作品にハズレはないですね。
そして自分は、この作品を知ることができてよかったという気持ちと、知らないほうがよかったという気持ちが同時にこみ上げてきてダブルソフトクリームが出来上がってました。
しかし、この作品を他のひとにも知ってもらいたいという気持ちが少しだけ勝ったため、自分も共犯者になっていきたいと思います。