どうも、せつ(@tatitutetotato)です。
2019年の秋にアイカツオンパレードが始まりはや1年、
ようやくアイカツフレンズまで観終わりました!(1年前はまだ無印すら完走できてなかったんです)
これでようやくオンパレードに進めます。
今回の記事はタイトル通りアイカツフレンズの感想回。個人の記憶ストックも兼ねて書き綴ってゆきます。
フレンズという設定について
自分自身、アイカツオンパレードの導入目的でアイカツフレンズを後追いしてきましたが、結果的にはひとつの作品としてもアイカツフレンズは好きな作品となりました。
よかったなという点は、フレンズというテーマがしっかり活かせていたかな?と思うところです。(いきなりの疑問系)
アイカツフレンズの世界線では2人ユニットのことをフレンズと言っており、公式戦とかはフレンズで参加するのが主流の世界線でした。まさにダブルバトルが主流なポケモンの公式大会みたいですね(?)
で、アイカツフレンズのキャラクターは個性とは言い難い欠点みたいなのが1人ずつちゃんと用意されていて、そんな欠点をもう片方の相方が指摘したり補ったりしていました。
例として、ダブル主人公の友希あいねは陽キャだけど実はプレッシャーに弱く、相方の湊みおは実力があるけど引っ込み思案、みたいな。
1人1人が主となる作品だと欠点は個性として昇華させていくしかないのですが、フレンズであればお互いに補えるようになります。
フレンズ同士で補うという構図は前半でほとんど描かれてしまい、後半からは他のフレンズの影響を受けてさらに成長していくという流れになっていったかと思いますが、
つまりは、1+1は無限大で、2+2も無限大というわけなのです。
2年目(かがやきのジュエル編)について
アイカツフレンズの他の感想レビューにも目を通していたのですが、評価が高めの感想でも2年目については評価が低い印象を受けました。
言われてみると確かに2年目のジュエル編は打ち切り感というか消化不良感があったのですが、自分は全76話ということを事前に知っていたのでそこまで失速したという印象はなく、メインストーリー後の追加ストーリーみたいな気持ちで観てました。
ただ、これがリアルタイムでの視聴だったら全然アツい展開にならねえな…とモヤモヤしていたかもしれません。
ジュエリングドレスの設定もせっかくフレンズを組んでるのに対になるデザインじゃなかったり、そもそも奇数だったりとイマイチテーマに馴染んでない印象でした。(デザインそのものはよかった)
なにより、ジュエル編で1年が経過してた設定なのに曲も衣装も1年前のままというのが1番気になりました。新規フレンズ曲はアイビリーブのやつだけだったし。個×個(きみかけるわたし)をもっと使ってほしかった(違うクレーム)
新規ユニットのアイビリーブの2人は口数の少ない夫婦ポジという感じでいいキャラだと思いましたし、チョロい視聴者なのでソルベット王国突入編はキスイダツカイアでした。
いちおう1年目に新キャラの伏線が張られていたのもあって、登場話からすぐに受け入れてもおりました。ラブミーティアが本気を出して戦意喪失させてしまったという勘違いはうん。
ユニットの掘り下げについて
曲やジュエルが足りないとか、色々物足りなさはあった2年目でしたが、それでもハニーキャットやリフレクトムーンのメイン回を後半にも用意してくれていたのはよかったです。
ハニキャは最初は蝶乃舞花が暴走役で日向エマが引き止め役なのかなと思わせつつも、実はボケとツッコミのバランスがよかったり共鳴したりな感じでイイカンジでした。(所感)
リフレクトムーンはあのキービジュアルとライバルキャラという立ち位置でクールな感じなのかと思いきや、2人ともほわっとした性格だったのでいい意味で裏切られました。ゴシック担当ということで曲はクールでしたが。
これらのフレンズとも、ハニキャはブリリアントフレンズカップの観覧席で対抗心をメラメラさせたりだとか、リフレクのさくやがラブミーティアに負けたときのセリフなど、アツいシーンがあるのがよかったです。ただしその後バトル展開はなくなってしまったけれど…。
フレンズといえば、ラブミーティアの負け方についてはかっこよく描かれていた印象を持ちました。
負けても品位が下がらなかった理由としては2人の目的がダイヤモンドフレンズを死守することではなくその先を目指していたからなのだと思いますが、負け方がかっこいい敵はかっこいいんですよね。
肌に合ってた
後半のフレンズの掘り下げについては、特に71話でリフレクトムーンのずっと一緒にいるのが当たり前という2人の世界から1歩外に踏み出すときの感情の起伏を描いてくれてたのが印象に残りました。その代償が妹(かぐや)の謎な海外左遷なのだけれど…。
あとはマネージャーどうしの恋愛が(急に)入ってきたのも意外でした。どうやってもいい感じに締められそうになさそうな2年目の最終回をあの話にしたのはナイス判断だったと思います。
今までフレンズ結成の瞬間に鐘が鳴る演出で「おめでとうございまーす!(結婚かよ!)」というのを何度も体験してきて、最後にほんとうの結婚を持ってくるという方向性も個人的にはツボでした。
ツボという意味では、全体的にアイカツフレンズのギャグ要素が肌に合っていて、楽しく観れた部分も大きいなと思います。
作品内のツッコミ担当キャラの不足から視聴者がツッコミを入れるという流れが多かったのですが、途中から感想まとめサイトを観ながらツッコミポイントの答え合わせをするという少し斜めな楽しみ方にシフトしていました。
特にペンギン愛がつよいダイヤモンドフレンズの重度なオタクで相方にゾッコンなカリスマアイドルは相方がツッコミを放置してるのでいいですね!
だから実況配信とかやるのには合ってる作品じゃないかと思います。
楽曲について
アイカツというシリーズの中ではどうしても気になってしまう音楽関連のお話も。
楽曲は今までのアイカツにはないような、よく言えばポップな感じ、悪く言えば音の数が足りない?感じでしょうか?(あくまで個人の印象です)
メロディは頭に残るのと、だいたいの曲はステージ補正ですぐ好きになるので全然オッケーでした。
これはもはや言いがかり程度の話題ですが、曲のタイトルがピンとこないのが多かったなと感じました。このひとマイケルっぽいな?と思って名前を聞くと太郎だったみたいな感じ。
ステージ演出は地味でもなく派手すぎでもなくで観やすかったですし、振り付けもよかった。
キャラクター数と同じでステージ楽曲の数も少ない印象でしたが、いい感じに各話にうまく配分できていたのではないでしょうか?
声優自身が歌唱担当も行うようになったことについてはアイマス畑の人間だから抵抗感はなく、上手いひとは上手いので特に問題はなかったかと。
ただ、新人声優とベテラン声優が混ざる中でこれをやっちゃうとどうしてもストーリーの没入感に影響が出てしまうなとは感じました。そこをごまかすためのフレンズ設定でもあったのでしょう。
あとは劇伴にステージ楽曲をアレンジしたBGMが使われてるのが推しポイントです。
BGMについては、マカロン音頭目当てでサントラCDも手にしました。
TVアニメ/データカードダス『アイカツフレンズ! 』「アイカツフレンズ! の音楽!!01」
目的のマカロン音頭はオフボーカルという仕打ちを受けて泣きましたが、サントラCDとしてはオシャレなBGMが多くてとても高評価でした。サントラはかなりおすすめしたい。
さいごに
ここまでで言いたいことを色々と言えたかなと思います。
全体の評判的に、好きになれるかどうかはフィーリング次第なところも大きいとは思いますが、自分としては語りたいことがたくさんあるくらいにはマッチしていたアニメでした。
アイカツスターズを絡めた話になりますが、
アイカツスターズはドラマがメインでストーリーの明暗に緩急があったので引き込まれるように観れたと思います。
対してアイカツフレンズは、テーマ重視の傾向で、温度差としてもスターズを経てから観るとめちゃくちゃ平和なのでジャンルは日常系アニメでした。
作品間の比較というよりは、スターズの空気に重たさを感じたひとはフレンズは好みかもしれないし、スターズの空気が合ってたというひとはフレンズが物足りなく感じるだろうなという気がします。ただ前者の人はスターズの時点で離脱してる可能性が。
という感じで締めさせてもらいます。
オンパレードはどうせストーリーは二の次だ思うので、頭空っぽにして観ていきます。