骨伝導イヤホン(スピーカー)、それは耳の穴をふさがずに骨の振動で音を伝える技術…。
たまに骨伝導イヤホンの評判を聞くことがあったり、実際に使っているひとを見る機会があったので気になってました。
もしかして…骨伝導で…世界が変わる…?
という未知の技術に対する興味が湧き、骨伝導イヤホンの中でも評判のよかったAfterShokz(現在はShokzという社名)のAeropexというイヤホンを購入していました。
my new おgear… pic.twitter.com/4J7FKHgUI4
— せつ&P (@tatitutetotato) July 15, 2022
結論から言うと
あんまり世界変わらなかった…orz
という感じだったのですが、
その辺の理由とか、逆におすすめできるひとの傾向とかを紹介していきます。
目次
気になった点(デメリット)
さっそく自分が使っていて気になった点から紹介していきます。
音漏れはする
骨伝導イヤホンは骨の中で音が響いて外の方に音が漏れないイメージがありましたが、音のボリュームを上げると普通に音漏れがします。
使う前のイメージとは違って小さいスピーカーを耳元で鳴らしているという感じでした。
音が漏れない程度のボリュームまで下げると迫力がなくなります。(耳栓を使えば小さい音でもちゃんと聴こえるようになるけどめんどくさいです)
周りの音もあまり聞こえない
音量を上げると迫力が出るようにはなりますが、周りの音はあまり聞こえなくなります。
骨伝導イヤホンのメリットとして、耳の穴を空けておけるので周りの音が聞こえやすいことですが、これも音のボリュームによります。
なのであまり音楽を聴く用のデバイスじゃないんだろうなと悟りました。おそらく情報収集としてオーディオブックやラジオを聴く用途な気がします。
首がもたれかかれない
Aeropexは左右一体型で、首周りを通って繋がっています。そしてちょっと首から離れるようになっています。(接触しないようになっている)
そうなると、首を背もたれやまくらにつけようとすると邪魔になります。リラックスして音を聴くということができないわけです。
そういう理由からも完全独立式のイヤホンがいいなってなりました。
ただ、首に接触しないようにはなっているので、走るときは邪魔にならずに済みます。
充電ケーブルが特殊
Aeropexの充電ケーブルはマグネット式の特殊なコネクタです。
ケーブルの管理がめんどうになるので汎用性のあるケーブルにしてほしい。予備も含めて2本入ってたけど、紛失したときとかに入手が大変そうだなと思いました。
持ち運びでかさばる
マグネット蓋の専用ケースが付いてくるのですが、あんまりコンパクトではありません。
カバンに入れる分には問題ないと思いますが、パンツのポケットに入れられないですし、机の上に置くのも存在感があります。本体も含めて絶妙に気になる大きさでした。(紛失することはなくなりそう)
ずっと耳につけていられるひとはいいかもしれませんが、音漏れも含めてあまり遠征向きではないのかなとか思ったり。
よかった点(メリット)
気になった点が多いというだけでいい点ももちろんあります。ひとによってはデメリットよりもメリットの方がつよくなるかも。
開放的
耳の穴をふさぐイヤホンと比べてつけ心地はいいです。Aeropexは軽さもあって違和感もほとんどありませんでした。
ずっと音楽を聴きながら作業をするひとなんかは疲れにくさを感じずに着けられると思います。
眼鏡もいける
耳にかけるタイプのデバイスなので眼鏡と相性が悪そうだなと思いましたが、特段そんなことはなく眼鏡と接触している感じはなかったです。
ご飯中も気にならない
耳の穴につっこむタイプのやつは食事のときにすごく気持ち悪くなると思いますが、骨伝導イヤホンであれば装着したままご飯を食べていても気になることはありません。
こめかみに当てて振動を伝えるので、ものを噛むときに気になるかもしれない。
個人的な使い方として
メリットもデメリットもありますが、個人的には以下の使用環境なのであまりメリットを感じることができませんでした。
作業中に音楽を聴かない
仕事や作業中に音楽を聴くひとはいると思いますが、自分の場合は何かを聴きながら作業をするとパフォーマンスが下がるので普段から音楽を聴きません。なので耳の負担が少ないイヤホンを買ってもずっと装着しないのであまり意味がないのです。
電車移動がメイン
骨伝導イヤホンはボリュームを上げると音漏れするので電車内で使うには抵抗があります。
そうなると、電車用のイヤホンを別で持ち歩くか、耳栓をつけて小さい音で聴く必要が出てきます。手間ですね。
おすすめなひと
さいごに骨伝導イヤホンがおすすめなひとを紹介していきます。
耳にものを入れたくないひと
耳の穴をふさぎたくないというひとはどうぞ。開放的に音楽を聴くことができるので気持ちよさはあります。着け心地もよし。
音楽を聴きながら作業ができるひと
作業や勉強中はイヤホンがかかせないというひとは耳への負担が少ない骨伝導イヤホンと相性がいいでしょう。もちろんですがノイズキャンセリング機能はついていません。音楽聴きながら勉強や作業できるひとうらやましい。
複数人と暮らしているひと
イヤホンをしていたら同居人の声が聞こえなくて気まずくなるなんてことはありませんか?
これに当てはまるひとは耳の穴をフリーにできる骨伝導イヤホンで世界が変わると思います。
料理中に音楽を聴きたいひと
料理中にあれば便利。鍋の吹き出しとかセットしたタイマーとか料理中には音が頼りとなることが多いので。
こういうときは音をしっかり拾える骨伝導は重宝すると思います。
車や自転車で移動するひと
音漏れが気になる電車内は難しいけど自動車や自転車などのパーソナルスペースが確保できる移動手段であれば活用できると思います。運転中のイヤホン着用については問題がないか調べてからご使用ください。
常にイヤホン着用を求められるひと
仕事のテレビ電話などで常にイヤホンが離せられないひともよいかもしれません。
マイク重視であればAeropexよりもOpenCommという製品がよいという話です。
さいごに
以上。骨伝導イヤホンを初めて使用してみた感想でした。
メリットも色々と感じましたが、場所によっては音漏れが気になり、普通のイヤホンと使い分ける必要が出てくるのでめんどうだと感じています。
1万円以上の買い物としては使用頻度的にコスパはよくないかな…。
使用頻度が高いひとにとってはメリットの方が大きくなる製品だと思います!