ALSTROEMERIA(ユニット名)のアルストロメリア(曲名)
「歌詞が難解で哲学っぽくて理解できなかったよ」
とシャニマス勢の知人に言ったら。
アルストロメリアの歌詞の本質は哲学の部分じゃない。
と返され、そこから熱く熱く2時間くらいアルストロメリアについて語られました。
どうせなら語ってもらって理解できたところ+自己的解釈も付け加えて文字にしておこうと思ったので書いておきます。
花から見るアルストロメリア
アルストロメリアの花があるということはもちろん前提として知っていました。
しかし知人はアルストロメリアの花についてだいぶ勉強しており、
「随分勉強したな…まるで花博士だ」
と言ってしまうくらいには詳しかったです。
花言葉
アルストロメリアの花は何種類も色があり、花言葉も色によって違うみたいです。
白色(千雪)は「凛々しさ」
赤色(甘奈)は「幸い」
紫色(甜花)は「未来への憧れ」「幸運の訪れ」
ピンク色(ユニット)は「気配り」「献身」
だそう。
歌詞に“凛々しくいよう”と出てきますし、“夢をみることも忘れてしまう”というのも未来への憧れが消失する = アイデンティティの喪失のような解釈もできました。
ちなみに、アルストロメリア全体の花言葉としては「持続」「エキゾチック」です。
長く続くユニットになってほしいという意味も込められてると考えたらちょっとエモくなりました。
根元から繋がっている
アルストロメリアは一本の根元から分かれて茎が伸びるみたいです。
歌詞の“ねじれた茎(バルブ)”というのが他の花どうしで綿密に絡み合っていく感じなのかなと解釈しました。
葉っぱが裏返る
アルストロメリアの花の話を聞いていちばんおもしろかったのが、葉っぱは180度回って、裏側が表を向くようになるみたいです。
葉を裏返してメリットがあるのかは謎なんですけどね…。
歌詞としては“アルストロメリアの葉は まわる まわる Cipher(ゼロ、取るに足らない人、暗号)”のところ、
その前の“ジャッジメントがくだらない”から推測するに、裏も表も取るに足らないよーって言ってる感じがします。
イベントコミュから見るアルストロメリア
熱く語ってもらったときにアルストロメリアのイベントコミュの話が出てきました。
アルストロメリアの歌詞とリンクしているらしいので興味を持ちました。
イベントコミュを見る方法は以下記事で紹介してます。
イベントコミュの感想としては
アルストロメリアの歌詞とすげーリンクしてる
でした。
それくらいに歌詞とコミュの浸透圧がちょうどいいバランスを保っており、
コミュを見る前は双子+αのイメージだったアルストロメリアが、
コミュを見た後は甘奈と甜花と千雪の3人でアルストロメリアなのだとしっかり理解することができました。
天と地がディストーション
歌詞の“天と地がディストーション”という部分はイベントコミュ第2話のタイトル「天と地、屈折」が紐づきます。
第2話の中では甘奈と千雪のぎこちないシーンが出てきます。
ちょっとこの言い方こわかった…。
天は”あま”とも呼べるため、甘奈と甜花の2人を指しており、
地は千雪のことを指しています。
天と地がディストーションとは双子と千雪のぎこちない関係を現しているのでしょう。
優しくそっと手をとってくれますか
“ふくらむ蕾が傷だらけでも優しくそっと手をとってくれますか”という歌詞
千雪が恐れながらも双子に歩み寄ることを決めた感じがすごい伝わります。
最初は双子のことを少し離れて見ていた千雪ですが、実は2人の空間に踏み込めきれない心情もありました。
しかし、プロデューサーの助言により気持ちを伝えることを決意します。
その際の心情は優しくそっと手をとってくれますかの歌詞に反映されています。
幸福論誕生
サビの“幸福論誕生アイデンティティー見つけた”もイベントコミュ第6話のタイトル「私達の幸福論」と紐づいています。
幸福論の意味は下のワンカットですべて理解できるかと思います。
3人が3人とも心を開くことで、個性を発見し合える仲になったのだと感じました。
双子の2人だけだとお互いに距離が近すぎて見つけられなかった要素も千雪が混ざることで見えるようになったシーン(本の好みとかゲームのコツとか)がよかったです。
過去も未来も諸事情も キミ色にぜんぶ染まりたい
“キミ色にぜんぶ染まりたい”というのは双子がもとより互いの想いを尊重するのに加えて、千雪も双子の想いを受け入れている関係性が現れている歌詞です。
3人とも他のメンバーに対して献身的だなぁと思う今日この頃。
アルストロメリアの花的には3人とも違う色をしてるはずですが、色に染まるというワードを使っていることにひたすらにエモーションを感じています。
ねじれた茎(バルブ)
“ねじれた茎(バルブ)が不完全でもかまわずずっとそばにいてくれますか”
↑ここ好き(ただの感想)
上の方でもアルストロメリアの花は茎で分離すると説明しましたが、バルブがねじれてもそばにいる = もはや家族って感じですよね。フォーエバー アルストロメリア。
さいごに
ここまでアイドルとユニット名(花)と楽曲とコミュが綿密に組み合わされてるパターンは珍しかったです。
千雪がアルストロメリアにいる納得感がすごい増長されるイベントコミュでしたし、そのあとにアルストロメリアの曲を聴くと完全に泣き曲に変わるという追加効果まで付いてきました。
アルストロメリアには千雪が必要なんだ。
本質は哲学じゃなかったですねー。
シャニマスのコミュは良質と言われている意味もわかったので運営さん追加でアルバムの鍵をください。