デレステ3周年記念曲「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」のフルver(M@STER VERSION)が配信されました。
作詞は八城雄太(ヤシロユウタ)さん、作曲は設楽哲也(シタラテツヤ)さん。
今日、自分はこの曲に大きく心を叩かれてしまったのでこの感情が消えないうちに書き進めていきます。
幸せのイメージはホコリかぶり
フルバージョンをダウンロードし、朝の通勤時に再生ボタンに指をかける。
すごく素敵なイントロで、ジャケットイラストの影響もあるかもしれませんが早朝に聴くにはぴったりの音でした。
目をつむれば地平線から顔を見せる朝焼けの風景が浮かんで来ます。(完全にイラストの影響)
しかし、歌が始まると朝焼けのシーンなのになぜか儚げな気持ちが芽生えて来る。
それはまるで、これから先の不安さを吐き出しているかのような暗いイメージでした。
お気に入りだったフェアリーテイル
なぞるように生きてきたけれど
幸せの そのイメージは
今では もうホコリかぶりで
窓の外 瞬く星が
悔しいくらいに眩しいから
手を伸ばし 強く願うよ
舞踏会より煌めく場所
率直に言えば歌詞がエグい。
今まで信じていた幸せがホコリかぶり(=嘘、古い)だと気づき、隣の幸せがなぜか不思議なほどに羨ましく感じている。
そして舞踏会より煌めく場所(=理想よりもすばらしい世界)に憧れをいだく。
あまり深くは言わないのですが、とてつもなく今の自分の感性に触れる歌詞でした。
そのあとの歌詞ではエグい状況のなかでひとつの答えを見出している。
待っていても手には入らない
本当の宝物は
叫ぶよ ‘Cause I love you!
自分の言葉で
憧れているだけではどうにもならない。
本当の宝物(=成功)は誰かが辿り着いた物語ではなく、自分の道を作ることでしか手に入らない。それが答えだと言わんばかりでした。
そして、
拓け!
バックパックに希望つめて
自分の足で歩け シンデレラ
夢は他人に託すな
かけがえない権利お仕着せの幻想 捨てて
新たな地平へと飛び出そう
守るべきは過去じゃない
ずっと Stay at the frontier!
この歌詞を正面から受け入れていくと、心がえぐられるような感覚になりました。
朝の通勤電車で涙を堪えられなかったんです。
自分でも驚くほどに感情がたかぶり、まるで内側から扉が叩かれているような感覚がありました。。。
2番目からも
“誰かのあと追いかけてみても ガラスの靴はイミテーション(=模造品)”
“傷ついて何度も傷ついてようやく一歩進める”
“誰だって未完成 不安など置いていけ”
と、感情に突き刺さる歌詞がずっと続いていき、心の着信バイブがずっと震えていました。
そしてさいごのことば
だから 拓け!
心の扉がスッと開いた音がした。「もう、ひらくしかない」のだと。
感想まとめ
フルバージョンでじっくりと聴いた感想
この歌詞も
この曲を歌えるアイドルたちも
ただひたすらに つよい
そんなつよい彼女たちが自分に勇気を与えてくれる。
“がんばれ”じゃなく”ひらけ”
拓くか死ぬかのどちらかだ
そしてなにもない場所を歩いて行け、自分の足で
と。
ゲーム版の歓声について
いらない余談になってしまいますが、正直に言えばデレステのイベント時点ではこの曲の評価としてはあまりいい印象がなかった。
曲を聴けばすごくいい曲だとは思ったし、MVにもすごく気合いが入ってるのが理解できたのですが、
しかし、なぜだろう。サビが始まると同時に鳴り響く「おわあー」という歓声にすごく違和感がありました。
理由としては、なにがあって「おわあー」という歓声が飛び交っているのかがMVから読み取れなかったからだと思います。
ライブで歓声が鳴るパターンというのは
- すごく盛り上がる曲のイントロがながれる
- すごい演出が入る(ライト演出やクラッカーなど)
- 演者がすごくいいパフォーマンスをする
のどれかだと思っているのですが、
ガールズ・イン・ザ・フロンティアのMVでは、ただ踊っているだけのシーンで「おわあー」の歓声が入る。(ただ踊っているだけという言い方も失礼かもしれないですが)
例えばそれが、急にステージに登場するシーンだったり、サビと同時に銀テープが発射されたりしているのであれば、”らしさ”を感じることができます。
しかし、踊っているだけのシーンで聴こえてくる歓声は自分の耳には違和感以外のなにものでもありませんでした。
そのため、せっかくの曲のよさを半分くらいしか感じられなかったとは今でも思ってます。(イベントが終わってから歓声がオフにできるようになったみたいだが)