実は長年の目標を達成したときに発生する快楽物質とお酒やギャンブルで発生する快楽物質は同じ物質(ドーパミン)なのです。
ゲームで例えるなら40時間かけてラスボスを倒したときとガシャでSSRを引いたときは脳が同じもので喜んでいるわけです。
そんなん同じ報酬がもらえるなら短期的にもらいたいじゃんか…と思ってしまいますが、
短期的な快楽を求めすぎると身を滅ぼしますので気をつけてください。
ではなぜ短期的な快楽は悪影響を及ぼすのか。
快楽の原因物質(脳内麻薬)は同じ
快楽を感じるときはいつか。
美味しいものを食べているとき
感動する作品に出会えたとき
物事がうまく進んでいるとき
お酒を飲んでいるとき
寝てるとき
様々なパターンがありますが、
快楽を与える物質についてはどんなときでも同じような快楽物質が分泌されてます。
ドーパミンと言われているものです。
ドーパミンは脳にとってみれば報酬として感知します。
3年間勉強して志望校に入ったときの快楽物質とギャンブルで興奮するときに出る快楽物質は報酬の量に違いはあれど、どちらも同じ物質です。
長期的な快楽と短期的な快楽
では、健全な快楽と不健全な快楽を分ける要因はなにか。
それは長期的な行動から生み出されるものと短期的な行動から生み出されるものです。
ゲームで例えると、
地道にレベル上げを行なってつよくなっていく従来の遊び方
と
課金でいっきにレベルを上げる近来の遊び方
の違いです。
前者の場合はレベル上げをしている最中はつまらなさを感じますが、強くなっていくと徐々に快楽を覚えるようになります。
後者の場合は一気につよくなれるので周りの雑魚を蹴散らす快感を感じれると思います。
なぜ短期的な快楽は悪いのか
短期的な快楽はなぜ不健全なのか。
それは、成長意欲を阻害するからです。
長期的な行動にせよ短期的な快楽にせよ分泌される脳内物質(ドーパミン)に脳は抵抗力を持ってしまい、以前と同程度の刺激では喜ばなくなります。
すると、
以前はガシャでSSRが出ればなんでも嬉しかったのに、最近では特定のカードが出てくれないとつまらない。
と感じるようになります。
また、短期的な快楽に慣れてしまうと、成長を助長してくれる長期的な快楽を求めるのは理に合わないと脳が判断してしまうので成長意欲がなくなります。
長期的な快楽
長期的な快楽の例で言えば、
スポーツの練習、受験勉強、地道なレベル上げなどです。
本来、快楽物質は成長するためのエサとしての役割を持っており、徐々に脳内麻薬を分泌させることで目標までの持久力を養っていました。
また、もちろんですが長期的な快楽の場合、目標を達成して快楽物質を得られるまでの間隔が長いです。
短期的な快楽
短期的な快楽は、
ギャンブルやお酒、気晴らしのショッピングなどです。
お金を支払えば手軽に手に入れられる快感のため成長を伴うことがありません。
また、手軽に獲得できるため依存度も高くなります。
短期的な快楽は身を滅ぼす
結局、短期的な快楽に手を出そうとすると
依存と引き換えにお金を浪費するだけでなく、快楽の効果が切れたときには何も残っていない状態になります。
なのでできるだけ短期的な快楽を見極めて、心の欲望をセーブできるように鍛えることが望ましいです。
とはいえ、ストレス社会で生活していくには短期的な快楽を浴びて精神の調子をリセットすることも大事です。
まずは、健全な行動なのか不健全な行動なのか判断できるようになればそれでOK!ということで…。