昨今のラップブーム、
なにやら二次元作品にも猛烈に勢いを増しているコンテンツがあるという噂を聞きました!
二次元のアイドルブームの裏をゆくスタイルで頂点を狙うタイトルとはいったいなんなのか。
ペンは剣よりヒプノシスマイク
ヒプノシスマイク(略してヒプマイ)という作品をご存知でしょうか?
自分は最近知りましたが、アニメイトとかTSUTAYAであのジャケットイラストのCDを見て印象に残りました。
あのジャケットイラスト↓
Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW
ただ、女性向けコンテンツなのかなと思ってあまり関係のないものだと捉えていました。
設定が興味深い
ヒプノシスマイクの最初の印象は
ラップする二次元コンテンツって既にありそう
とか
俺のマイクがずきゅんどきゅんな薄い本とかありそう
みたいなものでした。
ジャケ絵が印象には残ったけど作品には触れておらず、時間が経ったある日に下のツイートが流れてきました。
ヒプマイ未履修の方に言っておくと、ヒプマイは超女尊男卑の世界観。男性は女性の10倍の税金を支払い、領土獲得手段として月一で男がラップで闘うディビジョンバトルは、中王区の女達の娯楽・見世物としての扱いを受けている。中王区以外の4区で、男は中王区外の女性と共存してるって感じ。
— RH (@heyhey_r) July 17, 2018
なんでラップで闘うかっていうと、ヒプマイの世界では既に重火器や戦車、銃器といった武力に関するものが排除されているから。ヒプノシスマイクという精神にダイレクトアタックかます新武器で喧嘩なり戦争なりやり合おうぜ、って感じなんです。要はマイクで闘う遊戯王。
— RH (@heyhey_r) July 17, 2018
男の税金めっちゃ高い!!
ラップバトルが中世のコロシアム的な見世物!?
精神にダイレクトアタックってなに!?
と、ハチャメチャな感じの設定
ふむ…
興味しか湧きませんね…
武器を取り上げられマイクで戦うことになったあげく、ラップバトルが女たちの見せ物になってる設定って結構気になる。
というきっかけでヒプマイに触れてみることにしました。
ストーリー
(Wikipedia参照)
武力抗争が根絶され、男性に変わり女性が覇権を握るようになったH歴。 男性たちは中王区(ちゅうおうく)外のシンジュク・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョンなどの区画で暮らしていた。 ヒプノシスマイクという人の精神に干渉する特殊なマイクを使い、ラップによる領土バトルを繰り広げる。
(参考):キャラクター&ストーリー&相関図は公式サイトでもチェック
ディビジョン=区の意味なので、シンジュク・ディビジョンってつまり新宿区のことですよね?(まあ池袋区とか横浜区は実在しないけど)
どうして女性が覇権を取ったのか、領土バトルを勝ち抜けばどうなるのか、ヒプノシスマイクの性能の違いが戦力の決定的差ではないのか…など、色々と疑問が浮かんできます。
コンテンツ情報
2017年9月にプロジェクト開始されたタイトルで、2018年の夏時点では今のところはゲームやアニメの展開は特になく、CDとニコ生放送がメインみたいですね。
追記:2020年にアニメが始まるみたいです。
やあ みんな調子どう
重大発表!深呼吸しろ👄
3.2.1 GO🚀
新プロジェクト始動こいつはマジメなやつ
2020年遂にアニメ化だ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima
続報はマーチ ひとまずお待ーち
下さいアーイ
またHPが繋がらなーい😵
アーイ🙌 #ヒプアニhttps://t.co/Gr8yfXxnMY pic.twitter.com/T32SGogd5Z— ヒプノシスマイク-D.R.B-公式(ヒプマイ) (@hypnosismic) 2019年12月4日
楽曲について
ラップについては知識が空っぽなのですが、作詞・作曲にHIP HOP界の重鎮や有名ラッパーも参加しているみたいで気合いは感じられます。
公式から上がってる動画を聴いてみましたが耳から離れられません。クセになります。
1.2.3.イケブクロディビジョンー(レペゼンイケブクロー)
普段軽快なアニソンばっかり聴いてるような自分の耳にはいい刺激になりました。
ウェルカムトゥザディビジョンーウェルカムトゥザディビジョンー
おぉ…これが精神攻撃ってやつか…
というかほんとうにラップで歌ってる
ウェルカムトゥザディビジョンー(頭から離れられない)
CDも聴いてみた
いま出てるCDシリーズもひと通り聴いてみました。
1stシーズン(シーズン名はあるのか?)
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」キャラクターソングCD1「Buster Bros!!! Generation」 イケブ...
ディビジョンごとのチームメンバーソロ曲CD。どれもラップな感じになってましたが、キャラソン色もつよい印象。
キャラソンだなーって感じたけど、ラップとキャラソンってなかなか相性がよいという発見もありました。
あと、歌詞カードを見るとわかるんですが、文字数がすごいことになってます。
Battle Season
Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW
チームバトル曲が1曲と、チームごとで1曲ずつ、合わせて3曲収録されてます。
チームバトルものはヒプマイにしかできない仕上がりになっててすごくいいです。トリプルバトルみたい。
CDドラマ
設定に興味があったわけなので、普段他のコンテンツでは聴かないようなCDドラマも視聴。
ドラマの途中でもラップバトルが入ってて最後まで飽きることなく聞けました。
シブヤ・ディビジョンFling Posseの白井悠介さんが演じる飴村乱数(らむだ)のラップとか超早口で純粋にすごいと思いました。
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」キャラクターソングCD4「Fling Posse -F.P.S.M-」 シブヤ・デ...
あとやっぱりマイクで戦うのは脳内で想像した限りではシュールでした。多人数に囲まれてもマイクで勝負するし男性はラップが出来て当たり前みたいだし。まさに某カードゲームの世界。
マイクでラップしたら敵が倒れたり膝ついたりするのもお約束。急な話ですみませんがドンキーコング64ですね。
キャラクターについて
(参考):キャラクター&ストーリー&相関図は公式サイトでもチェック
各チームのリーダーは元々The Dirty Dawg(ダーティードッグ)というチームのメンバーだったらしいです。
そのチームが別れた理由とかも気になりますね。
(追記参考記事)「ヒプノシスマイク」伝説のチーム“TDD”の秘話が明らかに!コミカライズ連載開始(アニメ!アニメ!)
4つに別れたメンバーがリーダーとなって各ディビジョン内で優秀な人材を探した結果が他のメンバーということです。
いきなりSideMの話をして多方面に申し訳ないのですが、天崎滉平、駒田航、白井悠介、伊東健人のキャラが全員別々のチームに分かれているのも興味深いです。
キャラデザ的にこのキャラがいいみたいなことはないですが、自分としてはヨコハマの元海軍とシンジュクのサラリーマンが気になってますね。
元海軍の毒島(ぶすじま)メイソン理鶯(りおう)は海軍マッチョな感じのラップでつよそうです。コウモリとか調理するらしい。
サラリーマンの観音坂独歩(かんのんざかどっぽ)は普段はネガティブなラップをするけど限界が来たら壊れます。我々リーマンの味方って感じで親近感がありました。
コンテンツ全体が決闘場に…
SNSだって戦場
上がり調子なコンテンツのためイベントのチケット争奪も激しいようですが、なにやらチケット譲渡にもラップバトルが勃発してるとかなんとか…。
ヒプのライブチケット荒れてるけど、前にCDの店舗特典譲渡で
「欲しいという気持ちをラップにして送ってください。1番魂揺さぶるリリックをしてくれた方に無償でお譲りします。」
っていう条件出てた人がいて、リプ欄がディビジョンラップバトルになってたのマジでシビレた
ラップで白黒つけようぜ— unasuke (@unasuke_is_cool) August 3, 2018
このツイートをみたとき、ほんとにラップでイベント券の譲渡先とか決めるんだ…って思いました。楽しそう。
公式もノリノリ
ライブはいよいよ今月末だ🗓
余計なプロセス全部無駄転売はDAMN 売るのも買うのもDAMN🙅♂️
チケット印字されてる氏名印字🎫
一切通用しねーインチキ
DAMN!あらゆるテクニック
身分証もご提示よろしっく👍🏻
アーイ🙌一般発売は12インチいや12日10時からスタート!https://t.co/NFsf3emP0p
— ヒプノシスマイク-D.R.B-公式(ヒプマイ) (@hypnosismic) 2018年8月9日
ジワジワ込み上げてくるものがあるけれど、世界観を大事にするいい運営なのでしょう。
あと、ホンモノの熱量には敵わないな…ってなったファンの方の記事がこちら
(参考):ヒプノシスマイクがないと生きていけない身体になってしまったオタクの叫びを聞いてくれ
もっと気になるひとはこちらも参考に
(参考):『ヒプマイ』のココがすごい!”ガチのラップ”と絶賛される理由って?
さいごに
女性ものコンテンツだとは思いますが、男性でも十分ハマれる内容でした。
ラップは結構本格的(な気がする)だし、設定も十分おもしろいし、マイクの攻撃を受けて「くっ…」ってなってるのも好きだし。
ハマりそうですね。イベント行ってみたい。あっ…ラップバトルで勝ち取らないといけないくらい人気なんですよね…。
公式ガイドブックが発売
なにやら色々な公式の設定をまとめたガイドブックが発売されるとのこと。