2020年秋アニメ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme Anima
まったく完結してないタイミングで言い切っちゃうんですが、これは完全に覇権アニメです。(覇権アニメって言いたかっただけ)
ヒプノシスマイクはもともとCDシリーズから始まったコンテンツであるうえに、開始当初の設定がほとんど不明であるので、原作というのはあってないような感じです。たぶん。
自分自身も初期のCDに収録されていたドラマトラックの物語や設定しか知らないため、アニメ版を完全オリジナル作品(完全とは)として観ております。
要は中途半端な知識しか持たずにアニメを観ると完全初心者と同じように知らない設定がたくさんあったという感じの話。
感想
ラップバトルの演出がおもしろい
CDドラマを聞いてるだけだと、マイクでラップをしてるうちに相手が悲鳴を上げて倒れるって感じの地味なイメージだったのですが、
アニメ化をするにあたって脳内攻撃のイメージというか、ミサイルや爆発がたくさん出てきてなんかすごかったです。そうだよな、女性たちの見せ物になるくらいだから地味なわけないよな。
マイクを構えるときのあの背後のスピーカーはなんだ!?って思いましたが、アニメ化前から公式設定にあったらしいですね。ヒプノシススピーカーなるもの。
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— ヒプノシスマイク-D.R.B-公式(ヒプマイ) (@hypnosismic) October 27, 2018
自分のすぐ後ろにスピーカー設置したらいちばんダメージくらうじゃん…とか思いながら観てる。
とにかくアニメならではの演出が見ていてめちゃくちゃおもしろいです。
マイクの歴史がこんなに浅いとは
アニメ版1話の冒頭はすべての視聴者にわかりやすいような(わかりやすいとは言ってない)話になっていました。
武力をなくすため(?)に東方天乙統女(とうほうてんおとめ)がクーデターを起こして女総理大臣になり、西暦がH歴へと改暦。
クーデターに使っていたマイク型兵器を唯一の兵器として統一する!みたいなわかりやすい(わかるとは言ってない)話です。
今度新しいおもちゃを出すからみんな使ってね!みたいなノリで流通が始まったヒプノシスマイク、CMでDXヒプノシスマイクの宣伝とかやってそう。(ネット配信勢なのでCMは見てない)
政権を乗っ取って完全に独占状態なのですが、一番気になったのはその普及速度です。
冒頭ではH歴元年として、実際の物語はH歴3年から始まるのですが、3年であんなに普及するものなのか…とびっくりしました。(元年から3年なので実質2年間です)
スマホよりも普及率が高い気がするのと、早々に違法マイクなるものが出回る状況から、きっとマイクが品薄状態とかになって転売ヤーが買いあさった結果改造マイクみたいなのが出来上がったんだろうなと妙に納得してしまう自分。
そもそも、ペンは剣よりもヒプノシスマイクの時代になって10年以上は経ってると思っていたのでラップ文化の普及の速さがすごいですね。
シンジュクの医者の話だと男ならラップができて当然みたいな扱いだったんですよ…。義務教育で習ってるのかと思ってたから3年前から社会人みたいなひとたちはどこでラップを覚えたのか…。
俺自身がマイクになることだ
あとあれ、メインキャラの使うマイクですが、普通のマイクにもなるんですね。
キャラによって独特なマイクを使うことは知ってたのですが、普通の形状に戻すこともできるのかとびっくりしました。
サマトキサマ、ドクロのマイクじゃないんだ〜って思ってたら急にスタンドマイクに変身するやつ。そして棺桶スピーカーぱっかーんってなるやつ。
斬魄刀みたいな感じ、霊圧で形状を変えられるんですかね。もしかしたら卍解みたいな第2形態が登場したりするんですかね?
さいごに
という感じで、ちょっと設定を知ってるつもりで視聴し始めたらツッコミたいところがたくさんあってアニメめちゃくちゃおもしろいです。
全く知らないひとが観ても絶対に意味わからないけど楽しいやつです。
キャラクターは女性向け作品の要素をギシギシに詰めたキャラしかいないんですが、やってることはほんとによくわからないので老若男女におすすめしたいアニメ。
なによりOPがすごい。
さらに詳しい設定を知りたいひとは今年(2020年)の9月に公式の設定資料本が販売されてるので買っておくといいかもです。