どうも、せつ(@tatitutetotato)です。
えー、ノリと勢いで購入したミリオントンチキ日本酒を飲み比べしていきます pic.twitter.com/vqXirxoxif
— せつ&P (@tatitutetotato) October 23, 2024
ONKYOから2023年に発売されたミリオンライブコラボの日本酒がまだ売られていたので、ノリと勢いで買ってしまいました。
300mlボトル2本で6,600円。流通している300mlボトルの日本酒が500円〜900円程度なので、かなりお高めなお酒です。(少ロットかつ今回の製造方法を考えれば妥当な値段だとは思いますが)
目次
商品説明
この商品はお酒造りの最中、お酒(酵母)にミリオンライブの楽曲『Thank You!』を聴かせて造ったお酒となります。なんでそうしたのか意味わからないですよね。
精米歩合39%
精米歩合が39%、Thank You!だから39%というダジャレなのですが、正直ダジャレにしてはめちゃくちゃ贅沢な使い方をしています。オタク相手ならこっちのほうが買ってくれるという考えだけでやっちゃってる気がします。
精米歩合というのは、玄米の時点で100%として、その中から酒造りにお米のどれだけを使ってるのかという数値です。つまり、今回はお米の6割(61%)を削ぎ落としてるかたちになります。純米大吟醸と呼べるお酒が精米歩合50%からなので、そこからさらに11%も削ってるというわけですね。
しかも60%→50%にするのと、50%→40%(39%)にするのは同じ労力ではないらしいので、語呂合わせのためにお米だけでなく神経も削ってるかたちとなります。
楽曲加振について
Thank You!を聞かせて造りましたという話。単純にギャグのように聞こえますよね。(実際私もそう思っていました)
今回、発酵(仕込み)期間中に30日間楽曲を聞かせていたとのことなので、酵母ががんばって働いている期間の楽曲再生となります。(私の認識が誤ってたらすみません)
そんなタイミングに音楽を聴かせるということは、酵母に振動を与えるということで、振動がある方が酵母の動きが活発になるとかならないとかなので、あながちネタだけではないアプローチではあります。6割ネタっぽい気がしますが
そんなわけでThank You!を聞かせたお酒というのは、振動数が変わってしまう他の楽曲を聞かせたお酒とも違う唯一の味が出るのだと思います(理論上では)
感想レビュー
そんなわけで、商品の値段の妥当性を紹介したところで実際に飲み比べた感想を。
実際にはクール便で箱とお酒は小分けされて届いたのですが、こういう特製の箱がついてきます。
左の銀ラベルが加振していないもの。右の金ラベルが楽曲で加振したもの。
箱の裏には生産者表示(「Thank You!」の歌詞)が…!
お酒については福島県の大和川酒造さんによる弥右衛門をベースにされています(酒米は「夢の香」を使用されているのだとか)
2024年10月頃に注文して届いたお酒の製造月が23年4月でしたので、再度造りなおしたのではなく余ってたものを販売してる感じでしょうか。
1年経っても販売されてるとはいえ、数に限りはあるので、興味があるひとはこの機会に注文してみてください。
実際に飲み比べてみます。
加振無し(左)…淡麗(水々しい)かつ辛口(甘くはない)で、キレもよい(あとを引かない)お酒でした。銀ラベルの色のようなクール系な印象のお酒です。
加振有り(右)…銀ラベル同様の辛口ではありますが、酸味が出ていて味の複雑さがかなり増している印象でした。味の深みを感じる…。
本当に楽曲を聞かせてるかどうかだけの違いであれば、ここまで味に変化があるのはおもしろいです。(気になるひとはぜひ飲み比べセットで注文ください)
ただ、どちらも精米歩合39%から想像していた華やかな印象とは異なっていたというのはありました(こればかりは味の好みに個人差があるので仕方ないと思いますが)
また、製造月が1年以上前ということもあり、当時の味と変化がないとは言い切れないような気がします。
さいごに
とはいえ、ミリオンライブと日本酒とを繋いでくれたONKYOさんと、製造に協力していただいた大和川酒造さんには大変にありが感謝しております。
楽曲から日本酒にアプローチするという発想はどこから湧いて出てくるんでしょうかね…?