膝の怪我が原因でアイドルもの作品をひとつ降りた花守ゆみりさんが雑誌のインタビューでアイドル声優を拒否しているそうですね。
花守ゆみり「アイドル声優になりたくない」発言について思うこと https://t.co/1hpw92v9IS
これは切り取り方次第でいくらでも嫌な取り上げ方ができるからやっぱり真意を知りたいなら原文読む以外ないな— せつ&P (@tatitutetotato) 2019年11月5日
(参考)花守ゆみり「アイドル声優になりたくない」発言について思うこと(こえのおと)
かくゆう自分も原文を読まずにこの記事を書いてしまってるわけであるが…。
膝の怪我の件は下記関連記事で記載してます。
花守さんがアイドル声優を拒否している主な理由は2点。
- 声優が表ステージに立つ職業だと知らなかった
- 作品のキャラと中の人(声優)を混同してほしくない
ひとつめのほうはだいぶ認識が緩和されたみたいなので置いておくとして、今回の記事では作品キャラと中の人の関連について書き進めていきます。
声優は声だけではやっていけないだろう
早々にこの件に関する個人的な結論をしておくと、
アイドル声優は時代のニーズに合ってるけど売り方は声優自身で決めてもいいよね
という感じです。
ただ、声だけでやっていくのは厳しいものがあるとは思います。
昨今は2次元アイドル作品が大量に排出されており、それにともなって中の人も歌って踊れることが求められてきてます。
中にはあっちのアイドル作品とこっちのアイドル作品を掛け持ちしてる声優だっているわけです。
しかし、業界としては声優のラジオやトーク番組もかなりホットな感じがしてるのでキャラを切り離した仕事がしたいのであればそれはそれで可能だと思います。(所感)
上記で書いた、作品のキャラと中の人(声優)を混同してほしくないという拒否理由であれば個人を売っていくのはOKなのかという視点になりますが、本人的にはこっちの手段も本意ではなさそう。
なので、歌や踊りができなくてもトークや笑い、さらには野球やミリタリー趣味でファンを増やすこともできないわけではないです。これも声優のイメージっぽくないし、それらの声優もアイドルの役をやってるわけですが…。
ただ、結局は声優って声だけを求められるというよりかは総合的なところを求められてしまってるわけで、アイドル業と何が違うの?って言われても既に境目が消えかかってるところはあると思うわけですよ。
そんな中で自己ブランド的なものを強調していかないとやっていけないのかなとも思うので大変ですよね。(ただの感想)
ファン側の意見
お次はファン視点としての話。
これに関してはキャラクターのファンなのか声優のファンなのかで意見が分かれそう。さらに、分かれた中で意見が分断されてそうなので複雑な構造になってる気がします。
キャラクター(アイドルキャラ)のファンであれば、ぜひステージに立ってもらいたい派と声だけ届けてもらえれば感謝派がいる。
ステージに立ってもらいたい派なら中の人は誰でもいいというひともいるだろうし演者が変わるのもやぶさかではないと思っています。
さらにキャラと中の人を複合して推してるというひとにとってはステージに出なくていいからそのまま残ってくれって意見もある。
声優単体のファンであればコンテンツからの辞退よりも本人の意思や体調を尊重するひとが多いイメージ。
どのタイプのファンにせよ、絶対的な立場というのは存在しないので結局は声優本人がどうしたいかを決めるしかないのかなと思います。
もう少し時代が進めばMR技術がさらに発達して声だけを当てるライブが増える気がしますが…。
アイマス声優の選考について
今回のアイドル声優の否定みたいな話は花守さんに始まったことではないです。
特にシンデレラガールズの中の人は否定発言こそしないものの、ステージに立たないひとがそこそこ多いです。
単に多忙で練習スケジュールが取れないひとも多いのでしかたないとは思いますが、噂としてステージNGみたいなひともいるそうですね。あくまで噂ですが。
アイマスのオーディションは事前に長期スパンでやっていけるか?だとか歌やダンスも大丈夫か?みたいなことはしっかり聞いてくるという話は聞きます。SideMの中の人が言ってた記憶あり。
ただ、シンデレラガールズの場合はステージに出る出れないよりは集客力を優先させたキャスティングが行われているような気がします。
もちろんキャラとの一致が最優先だとは感じているので、
親和性>集客力>ステージ・練習時間
みたいなイメージでしょうか?あくまで個人的な想像の範囲ですが。
さいごに
もし自分の担当アイドル(の中の人)がライブに出なくなってボイスだけ細々と実装されるようになったとしたらどう感じるでしょうね?
自分は結構箱推しみたいなところがあるのであんまり気にはしないと想定してるのですが、それは毎年の周年ライブにはしっかり出てくれてる現在の状況では想像しづらいところでもありますね。
ただひとつ言えることは担当アイドルの初ステージくらいはしっかり応援させてあげたいからサプライズゲストだけはやめてあげてほしいということです…。