どうも、せつ(@tatitutetotato)です。
2020年の9月末くらいから自分の耳にも色々と話題が入ってきた映画「TENET(テネット)」。
実写映画は普段ほとんど観ないのですが、話題になってると気になってしまうもの。やはり口コミは大事。最強の販促手段。
というわけで内容もわからないままチケットの予約が完了しました。
話題の映画を観るときにまったく前情報を入れずに突撃することが多いのですが、
今回に限っては、口コミの中に「あらすじくらいは知っておいたほうがいい」というのがあったので、事前にネタバレなしの解説サイトを見ました。
すると、TENETの監督のクリストファー・ノーランは「インセプション」や「メメント」の監督なんですね…。「インターステラー」はまだ観たことがない…。
ということで期待値大で観ましたが、結論から言うと、
TENETすごくおもしろかった。
ここからはどこにおもしろみを感じたか?に焦点を当てて感想を書いていきます。
しっかりとネタバレ前提で進めますのでお気をつけください。
あらすじはターミネーター的
難しいことを省いてざっくりストーリーをしゃべると、未来人の争いに巻き込まれて主人公が戦うみたいな感じでした。(すごくざっくりしてる)
対立構造としては、
未来に絶望しかないから時を逆行させて過去に生きていこう派の未来人
VS
それを阻止する近未来人(未来の主人公)
という構図なのかな?たぶん。
ターミネーターも未来の戦争を過去で決着つけてやるぜってノリで未来からひとがやってきたり、ロボットを送り込まれたりしてましたね。
未来人の対決といっても相手は地球がヤバい時代の遥か先の未来人なので直接の接触はなさそうです。
遥か先の未来人としては、「時間を逆行できるけど、そうすると空気がまともに吸えないしみんな逆行してるから不便だよね。じゃあデフォルトで逆行状態にしてさらに逆行を行えば不便なく過去に進めるじゃん。そうなったら祖先は死ぬけどたぶん俺らは消えないでしょ」みたいなワンチャン狙いで今回の事態を引き起こした。というのを他の考察サイトで知りました。(鑑賞中は理解できなかった)
ただ、セイターは未来人の考えとかどうでもよくて、「そろそろ死ぬし全人類道連れにしてもいいかな」くらいの軽いノリでアルゴリズムをコンプリートしようとしたとかどうとか。
つまりは、いつのことかわからない未来のひとのわがままとセイターによる地球規模の自殺を食い止めるための10分間だったというわけですね?
シュタゲ的展開の数々
とまあ、未来のいざこざが現代で行われたという話でしたが、
個人的には「シュタインズ・ゲート」(シュタゲ、ゲーム作品)を思いっきり感じました。(監督がインスピレーションを受けたネタとは違うとは思うのであくまで個人的な話)
ここからはシュタゲのネタバレも踏むので、まだ観たことのないひとは本編を観るまで先に進まないでください。アニメ版はU-NEXTとかで観れます。
主人公は途中まで状況を理解できないままストーリーが進んだり、
途中から敵が判明したり、
妙に親しげな相棒が未来人だったり、
全ての指示は実は未来の自分が仕組んだことだったり、
みたいなすごい親近感。
キャット自身は意図してたわけじゃないだろうけど、飛び込んだ未来の自分を過去のキャットが勘違いしていたシーンは「自分を騙せ!世界を騙せ!」って感じでニヤニヤしておりました。
この作品、さいごにニールが無事に生きていける世界線に移ったりしない?
「起きたことは仕方がない?」そうですか…。
なにはともあれ、急にハリウッド版のシュタゲがどんな感じに仕上がるのかが楽しみになりました。
戦闘シーンは考えたら負け
話のストーリー的にはそこまで理解に難しくないとは思うのですが、
逆行タイムが混ざった映像(さいごの戦闘シーンとか)を観ると頭がバグります。(頭がバグります)
訓練なしでいきなりあんな環境に放り込まれたら、それこそ超直感とかニュータイプ的なあれでもないと即死な気がしました。
それこそ、観る側としては「なんかすごいことが起きてるなー」くらいの考えしか持てない。頭がバグる感覚楽しい。
音もすごく迫力がありましたね。(映画初心者並の感想)
特に消防車のシーンのBGMがすごくよかったです。
2回目を観に行く
たぶんこの作品のいちばんの醍醐味は2回目を観にいったときなのでしょう。ってみんな言ってる。
なぜなら、1回目を観た我々はすでに未来人となっており、別の視点からこの作品を感じることができるようになる。というなんという愉悦感。
つまりは、来週あたりにもう1回観にいきたいなというお話。
とはいえ、未来人の我々でも逆行装置がゲームのように各所に設置されている都合のよさが気になるところではある。